VISA申請

留学に際して、色々とやらなければならないことがあるのですが、その中でもVISA申請はとても重要なステップです。自分の覚書の意味でも、VISA申請について書いてみます。

尚、ここに書かれていることは、2016年6月20日現在の情報です。


☆重要☆
VISAの申請方法や申請に必要なもの、申請手順等は毎年細かな変更が行われるようです。
VISA申請に際してはご自身の責任において行ってください。
このブログはあくまでもTAKAの場合であり、全てのVISA申請に通用するものではありません。
そのため、このブログの管理人は、このブログを参考にした結果生じるいかなる不利益も、一切その責任を負いかねます。


VISA申請に必要な手順は、大まかに以下のような流れです。

1.CASの発行

2.VISA申請のためのアカウント作成

3.必要事項の記入

4.申請料等の支払い

5.ビザセンター訪問予約

6.BRP

7.VISA申請用紙のプリントアウト

8.ビザセンターへ持参するもの

9.その他注意事項


順番に細かく見ていきます。

1.CAS (Certificate of Acceptance for Study)を発行してもらう

 各大学から発行されるもので、「この学生をうちの大学で受け入れますよ!」という証明書。CASには留学する者の氏名や生年月日、パスポート番号やコースの期間などあらゆる情報が入っています。CASというのは書類などではなく、CAS番号という個人の識別番号のようなものです。VISA発行の申請が上がると、イギリス内務省が大学から発行されたCASの情報を確認し、申請の内容と照らし合わせて問題が無ければVISA発行となります。そのため、CASの内容が間違っているとVISAが発行されない可能性があります。もし間違っていた場合は、速やかに大学に修正依頼をしなければなりません。

 大学によっては、リクエストをしないとCASを発行してくれない場合もあるようなので、しっかり確認した方がよいです。ちなみに、UCLの場合はOfferをAcceptすると自動的に発行されるようです。

 私の場合は、2016年7月19日出発の予定ですが、6月3日に発行されました。しかも、CASの内容が間違っていたため、UCLのAdmissions Officeに連絡を取り、内容の修正を依頼しました。正しいものが発行されたのは6月14日でした。CASの発行をお願いする場合は、可能な限り早めに発行してもらうようにするべきです。ただし、VISAの申請自体はコース開始の3ヶ月前を過ぎないと行うことができませんので、この点も注意が必要です。


2.VISA申請のためのアカウント作成

 以下のサイトからVISA申請用のアカウントを作成します。

https://www.vfsglobal.co.uk/japan/japanese/know_your_visa_type.html

VFS Global とは、イギリス政府から委託されVISA発行を請け負う会社です。イギリスのVISA発行は、全てこのビザセンターを通して行います。


3.必要事項の記入

 上記2で作成したアカウントで専用サイトにログインし、必要事項をオンライン上で入力していきます。申請するビザの種類・氏名・生年月日・パスポートなどの基本情報はもちろん、過去10年間の渡航暦や親の生年月日まで、かなり細かく入力が必要です。CAS番号やコースの期間など、全ての情報を間違いの無いように入力しなければなりません。以下に、私が気になったところを書いておきます。皆さんのお役に立つとよいのですが。

 3.1 パスポートの発行機関(Issuing Authority)の入力

  日本で発行されたパスポートには、Ministry of Foreign Affairsとなっているのですが、実際に入力しようとすると、Ministry of Foreign位までしか入力できません!(文字数オーバー)しかし、実際には、Ministry of Foreignまで入力しておき、後ほど申請用紙をプリントアウトした際に「手書き」で"Affairs"を書き加えることが可能です。

 3.2 パスポートに記載の、Place of Birth, Place of Issue等(両親のもの含む)の入力

  Tokyo, JapanやOsaka, Japanのように入力

 3.3 What is the main address and contact details of where you will be staying whilst in the UK?(イギリスでの滞在先は?)

  まだ滞在先が決まっていない場合は、大学の住所を記入すればいいようです。

 3.4 過去10年間の渡航暦の入力

  イギリスを含む、過去10年間の全ての渡航暦を入力する必要があります。入力の際は、何年何月何日(01/May/2015)や渡航国等をパスポートのスタンプなどを参考に細かく入力します。

 3.5 If we need to interview you, what language would you like to use in the interview?

  Englishと入力しておくのが無難のようです。

 3.6 Please indicate how you meet the minimum English language requirement relevant to your course.

  英語力をどのように証明したか、を入力する欄があります。私の場合は、UCLがHigher Education Institution(HEI)になっているため、"Your sponsor is a Higher Education Institution(HEI), and has made its own assessment of your English language ability."を選択しました。また、このことはCASに明記されています。CASに書かれていない場合は、IELTSの点数を入力する必要が出てくる可能性がありますので、大学等に確認が必要です。

 3.7 Maintenance and Fees欄の入力

  ・How much are the fees for your course of study?→CASに記載の金額を"GBP"の後に続けて入力。

  ・Have any of your course fees been paid?→Yesの場合 - Paid to UK Education Providerを選択し、その金額をGBPに続けて入力。

  ・What document has been provided as evidence of payment?→Evidence is not required under guidance but held by applicant.を選択。

  ・Have any of your accommodation fees been paid to your sponsor?→Yesの場合 - Paid to UK Education Provider.を選択し、その金額をGBPに続けて入力。

  ・Do you have any remaining fees and maintenance still due for payment?→Yesの場合 - Course fees欄に残りの金額を入力。Maintenance欄は9ヶ月以上のコースでは、一月GBP1265×9ヶ月=GBP11,385を入力。Total欄にはそれらの合計を入力。(2016年6月現在)

  ・Do you have money in your own name?→Yesの場合 - What original documents have been supplied showing evidence of funds for the fees that still need to be paid?と聞かれるので、"Evidence is not required under guidance but held by applicant."を入力。(2016年6月20日現在、日本国籍の者がHEI(Higher Education Institution)の機関に留学する場合は、資金証明を提出する必要が無いそうです。(申請の際には要確認!))

 3.8 Points Claimed欄

  Confirmation of Acceptance for Studies:30

  Maintenance:10

  Total:40

  上記のようにそれぞれ入力。


4.申請料及びIHS(Immigration health surcharge)の支払い

 クレジットカードにて申請料とIHSのお支払い。(クレジットカードの限度額に注意!)

 このお支払いを行わないと、ビザセンターの訪問予約ができない。


5.ビザセンターの訪問予約と確認書のプリントアウト

 プリントアウトしたものを申請当日持参し、受付で提示。これがないと受け付けてもらえない。


6.BRP(Biometric Residence Permit)の受け取り場所(Collection Location)の設定

 BRPとは、クレジットカードサイズのカードに、指紋情報や顔写真の情報が入っている滞在許可証のようなもので、6ヶ月以上英国に滞在する人は所持が義務付けられています。渡英後10日以内に指定の郵便局へ取りにいく必要があります。その受け取り場所を指定する必要があります。大学が予め指定している場合もあります。指定が無ければ、英国での滞在先の情報から割り当てられるようです。(心配な場合は大学に確認!)


7.入力済みのビザ申請書をプリントアウトしたものにサインし、その日付を記入しビザセンターに持参する

 入力済みのビザ申請用紙は、全ての必要な情報を入力し、申請料とIHSの支払いを済ませるとプリントアウトできるようになります。ただし、60分程処理に時間がかかるようで、すぐにプリントアウトはできません。

 ビザセンターでは、書類の確認などの後、BRP(Biometric Residence Permit)のための指紋採取と写真撮影を行います。 

 私は東京のビザセンターで申請を行いましたが、対応は全て日本語でした。ビザセンターの雰囲気は、「銀行」みたいな感じです。つまり、整理券を受け取って呼ばれたらカウンターへ行く、といった感じです。


8.申請当日に持って行くべきもの

 ・ビザ申請用紙をプリントアウトしたもの(サインと日付記入)

 ・ビザ申請予約確認書(Appointment Confirmationと書かれたもの)

 ・パスポート(古いものがある場合はそれも必要)

 

 以下は、持って行ったほうがいいもの

 ・Offerレターをプリントアウトしたもの

 ・CASの情報をプリントアウトしたもの

 ・資金証明(銀行通帳原本とその翻訳)

 ・優先サービス等を利用する場合で、予め支払いを済ませた場合はその領収書(PDFで発行されメールで送られてくる)

 ・パスポートサイズの写真(ビザセンターでも撮影できる)

  また、2016年6月20日現在、BRPでの指紋採取と顔写真撮影によって、写真の添付の必要がなくなっている。(申請の際は要確認!)

 ・IELTS等の英語力証明書とそのコピー

 ・出身大学等の英文の卒業証明書と英文の成績証明書およびそれらのコピー


9.その他注意点 

 ビザセンターに行くと、「本日はどの書類を提出しますか」と聞かれます。つまり、申請に際して、「どの書類を提出するか」は申請者の判断によります。書類が足りていなかろうが、不備があろうが、提出されたものを審査する、だけです。ただし、ゲットイットライトサービス(有料)を使えば、書類の不備等を指摘してくれるようです。

 また、提出書類は、「コピーがなければ返却されない」ようです。書類の返却を希望する場合は、必ずコピーも一緒に提出する必要があります。ですので、IELTSのスコアシート等を提出する場合は、コピーも一緒に提出しないと悲劇が起きますのでお気をつけ下さい。


以上、ざっと書きましたので、順番が違ったり、足りない点等があるかもしれません。

そして、もう一度いいますが、

VISAの申請方法や申請に必要なもの、申請手順等は毎年細かな変更が行われるようです。
VISA申請に際してはご自身の責任において行ってください。
このブログはあくまでもTAKAの場合であり、全てのVISA申請に通用するものではありません。
そのため、このブログの管理人は、このブログを参考にした結果生じるいかなる不利益も、一切その責任を負いかねます。


皆さんの英国ビザ申請がうまくいくことをお祈りしています。

ロンドンに遊ぶ

とある社会人がロンドンへ留学する記録 英語の勉強や雑記

0コメント

  • 1000 / 1000