イギリスのVISAとBRP

2016年夏に私がイギリスに入国する際に使用したVISAについてです。


 イギリス大学院からのOfferには2種類あります。Conditional OfferとUnconditional Offerです。この違いによってVISAを手に入れるまでの流れが変わってきます。Conditionalの場合には、英語能力などの条件を満たさなければ本コースに進むことができないため、pre-sessionalと呼ばれるコースに通い一定の成績を修めなければなりません。その場合は、そのコースの期間のみ有効なVISAが発行されます。そして、pre-sessionalコースが終わり英語能力を満たしたと判断されてからVISAの延長手続きを行います。本コースの始まる2週間前後前に慌ただしくVISAの延長手続きを行うことになるため、可能な限りUnconditional Offerを手に入れておくほうがよいと思います。


 Unconditionalの場合は無条件合格であるため、少し事情が違います。VISA申請から戻ってきたパスポートには、入国の際に必要となるVISAが張り付けられています。そして、7月20日~8月20日というように、入国しなければならない期限が書かれています。最初にこれを見ると、申請しておいたVISAの期間と違っていると思い一瞬パニックになるのですが、あくまでも「入国するため」のVISAなので本当の滞在可能期間は別に定められています。それがBRP(Biometric Residential Permit)と呼ばれる在留許可証に書かれています。イギリスに入国してから10日以内に、指定された郵便局(もしくは大学の窓口等)までBRP取りに行かなければなりません。これを取りに行かないと、不法滞在とみなされてしまうので注意が必要です。ちなみに、私の場合はUnconditionalだったため手続きが楽でした。(下記のSampleはイギリス政府のHPに掲載されているものです。リンクあり)


 また、BRPに記載された有効期限ですが、私の場合は少し特殊なのか分かりませんが、少し気になることがありました。私の当初の認識では、2016年の7月から2017年の9月までの14か月間の滞在許可が下りると思っていました。しかし、BRPを受け取ってよくよく見てみると、2018年の1月まで有効だと書いてあります。友人に聞いてみたところ、「それはラッキー」だそうで、その有効期限まで滞在が可能だそうです。大学院の期間は9月末までなので、本来であればその時点でVISAが切れてしまうはずなのですが、どういうわけかそこからさらに4か月ほど長く滞在が可能なようです。なぜこのようなことが起こったのかはよくわかりませんが、一説によると、大学院の評価が確定するのがこの時期だからではないか、とのことでした。とりあえず、ラッキーだったということにしておきます。


以上、VISAとBRPについて書きましたが、これらの情報は2016年7月現在のものですので、VISAの申請やBRPの受け取りなどについては常に最新の情報に基づいて行ってください。あくまでも自己責任でお願いします。


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