イギリス大学院出願その1

イギリスの大学院への出願についてです。


 私は、2016年9月からイギリスの大学院にて1年間の修士課程へ進学を予定していますが、出願はほぼ1年前から準備が必要です。また、私の場合少し事情が複雑(本当は1年早く留学する予定だったができなかった)で、2014年の9月頃から留学の準備を行いました。

 イギリス大学院への出願に関して必要なものは、概ね以下の通りです。

1.履歴書(Curriculum Vitae)

2.推薦書2通(大学教授と職場の上司など)

3.自己推薦書(Personal Statement)

4.英語力証明(IELTS)

5.大学(大学院)の成績証明書および卒業証明書(英文のもの)

6.職業経験(コースによる)

 履歴書と自己推薦書は、知り合いにデータをもらったりネット上から書き方の見本を手に入れて、それを参考に書きました。推薦書は大学院の先生と職場の上司に頼みました。これらの中で最も重要なのは、自己推薦書です。自分がどういう人間で何に興味があり、どんなことを研究したいのかを自由に表現することができます。いかにインパクトが強く魅力的な自己推薦書を書くか、が合格の鍵となります。これらについては、いつか個別に書きたいと思います。今回は、出願校と出願状況などについて書きたいと思います。


 まず最初に、2014年の夏~秋にかけて、イギリス大学院への出願を行いました。イギリスでは多くの大学が10月から出願の受付を開始します。イギリスの大学院の特徴は、出願されたものから順番に審査を行い、合格基準を満たしていれば随時Offerを出すということです。つまり、早めに出願した方が合格の可能性は高くなります。そのため、私も2014年の10月~11月にかけて、3つの大学の5つのコースに出願しました。専攻は英語教育関係もしくは応用言語学で、以下が詳細です。


1.King's College London - Applied Linguistics and English Language Teaching MA

2.King's College London - TESOL MA

3.University of Warwick - MA English Language Teaching

4.University of Birmingham - Applied Linguistics MA

5.University of Birmingham - TESOL MA


 この中で、King's CollegeとWarwickは教育学寄りで、Birminghamは言語学寄りのコースです。Birminghamには教育学部が提供するTESOL(TEFL)と言語学部が提供するTESOLがあるため注意が必要です。当初、私の興味は言語学部の方だったため、紆余曲折はありましたがBirminghamを第一志望としていました。結果は、以下の通りです。


1.King's College London - Applied Linguistics and ELT MA ー 条件付合格

2.King's College London - TESOL MA ー 条件付合格

3.University of Warwick - MA English Language Teaching ー 無条件合格

4.University of Birmingham - Applied Linguistics MA ー 不合格

5.University of Birmingham - TESOL MA ー 条件付合格


 King'sは出願したのが11月頃で、2015年の年明け早々には結果がきました。英語力証明は、IELTS 7.0(Listening, Speaking 6.5以上/ Reading, Writing 7.0以上)というものでしたが、条件付オファーがすぐ来たのでびっくりしました。

 また、Warwickは2月頃に無条件合格をいただきました。WarwickのIELTSの要求はOverall 6.5だったので、2015年1月に受験したIELTSが6.5で、無条件合格となりました。

 第一志望のBirminghamは、応用言語学のコースが不合格となってしまいました。2015年7月に渡英した際、Birminghamの教授に会ってなぜ不合格なのかを聞いたのですが、大学学部時代のGPAが足りなかったようです、、、(こればかりはどうしようもない汗)TESOLの方は条件付合格をいただきました。

 ちなみに、条件付合格とは、英語力などが足りていないけど入学までに基準を満たしたら入学してもいいよ!というイギリスなどで見られるありがたい合格の形態です。


 2015年2月の段階で、4つのコースから無条件および条件付合格をいただくことができました。この頃、私の興味関心が言語学分野にあったため、第一志望はBirminghamのTESOL MAということになりました。BirminghamにはCognitive Linguisticsのモジュールがあるのと、認知言語学の世界でちょっと有名な先生(メタファー研究)がいたのが決め手となりました。


しかし、2015年2月のある日の夜、、、悲劇が起きます。。。

(その2へ続く)


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